岩登り/アイスクライミング講習の報告 
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2009年5月23日(土)〜24日(日)&25日(月)
奥秩父・小川山&修了式
 23日は午後4時頃まで兄岩周辺でクライミングを楽しみ、夕方からは修了式&懇親会を行いました。今年度は皆勤賞3人。懇親会は山菜などの天ぷら、焼き肉に舌鼓を打ち、みなさんのおかげで2008年度アルピニスト・スクールが無事終了したことを祝いました。
 翌朝は雨・・・。残念ながら止みそうもないので、岩根山荘の室内ジム講習となりました。
 25日は、プライベート研修の予定で小川山に居残りでしたが、朝起きてみると霧雨です。雨の中タープなどを片付ける気にならないので、のんびりしていると、天気予報が良くなったようで、晴れ間が見え始めました。タープとテントだけを残して急きょ岩登りへ。すでに10時を回っていたので、近場の八幡沢周辺で10a〜11cを数本登って終了しました。
 ※写真枚数が多いので、ここには載せていません。1枚目をクリックすると見られます。
2009年5月21日(木)
奥多摩・天王岩
 今日の天王岩はクライマーが多く、賑やかでした。まずは下部の岩で5.8〜10aを3,4本登り、腕が疲れたところで昼食。午後からは上部の岩場に移動して10b〜10dを登って終了となりました。
2009年5月16日(土)〜17日(日)
北ア・爺ヶ岳主稜(変更)→越沢バットレス&ストーン・マジック
 天気予報が悪いため爺ヶ岳を変更して東京近郊の岩登りに行ってきました。初日朝の天気予報は15時以降に雨マークがついていたので、ちょっと心配でしたが、何とか講習を終わるまで天気はもってくれました。2パーティに分かれて登攀し、午後からはそれぞれ左ルート、第二スラブを登攀中に、パラパラと雨が・・・懸垂下降の準備を始めたら何とか止んできたので、そのまま終了点へぬけました。岩場は他に3パーティが取りついていましたが、通常の講習も終わったし、今にも雨が降りそうなので早々に切り上げました。
 翌日は室内ジム(ストーン・マジック)へ。11時に集合してみると、すでにすごい混雑!フリークライマーらしき人たちだけでなく、山岳会の新人研修らしき団体もたくさんいました。リード、トップロープを腕がパンプするほど登り、雨で登れないウップンをはらして終了しました。
2009年5月14日(木)
奥多摩・天王岩
 平日の岩登りに行ってきました。最近は天気がよかったので、岩は乾いていましたが空気中に湿気が多いようで、手が多少ヌメル感じでした。下の岩場で5.8〜10dを登って午後4時を回る頃には腕がパンプして終了しました。
2009年5月9日(土)〜10日(日)&11日(月)
奥秩父・小川山&奥多摩・天王岩
 この週末の小川山は朝晩は冷えるものの、夏のような暑い陽気でした。初日はガマルートでマルチピッチを楽しみ、午後からはトップロープでクライミングを楽しみました。翌日は屋根岩2峰のセレクションを2P登り、あとは腕&指がパンプするまで登って終了しました。
 シーズン初めの小川山の岩(スラブ)は指皮がむけて辛いでですが、夏に向けて慣れていきましょう!

 翌日(11日)は武蔵五日市の天王岩で講習しました。先週に降った雨の影響で、まだ湿気ている状態。クライマーは私たちの他に2パーティしかいませんでした。5〜6本登って終了しました。このエリアは、もうそろそろ蚊取り線香が必要かも。
2009年4月28日(火)&29日(水・祝)
奥多摩・天王岩&越沢バットレス
 28日は天王岩、29日は越沢バットレスに行ってきました。天王岩は下部で5.8〜10C、11bを登って16時頃には終了しました。午前中はちょっと寒かったですが、岩は乾いていて楽しめました。
 29日は祝日でしたが、岩場には4パーティほどしかおらず、混雑することもなく登れました。右ルート、左ルート&第二スラブ、右ルート・ダブルジェードルを登って終了しました。岩場の下ではハイカーがチラホラ訪れていました。杉&檜花粉も落ち着いたので、安心して登れます。
2009年4月26日(日)
北ア・六百山(変更)→越沢バットレス
 週末の天気予報が悪いため、六百山を中止して日曜日のみの岩登りに行ってきました。前日まで雨だったため、岩場の乾き具合が心配でしたが、思った以上に濡れておらず、十分楽しめました。
 岩場に着いた時には他にクライマーがいなかったので、まずはセルフレスキューの復習を行い、まずは右ルートを登り、午後からは左ルートを登って終了しました。午後から2パーティが登りに来たのみでした。
2009年4月23日(木)
奥多摩・天王岩
 平日で岩登りに行きました。2日前に雨が降ったので、乾きが心配でしたが、多少湿った感じがあるものの、十分楽しめました。今回のメンバーはヨーロッパ企画参加者だったので、特にドロミテ(イタリア)でのロッククライミングに向けて特訓(?)となりました。
2009年3月30日(月)&31日(火)
奥多摩・越沢バットレス&天王岩
 平日の岩登りに行ってきました。30日は越沢バットレス。やっとスギ花粉が落ち着いてきたと思ったら、ここはヒノキの花粉が舞っているようで、花粉症で無いはずの私も鼻水を流しながらのクライミングになりました。天気は良く、日蔭は寒いものの日向は快適に登れました。まずは右ルートを2P登り、いきなり「青梅ベルグハング」でアブミクライミング。昼食後は第二スラブルートへ。クライマーは他に2組いましたが、ルートが重なっていないため、渋滞もなく登れました。
 31日は急きょ天王岩の申し込みが入ったため、行ってきました。ここは事務所から車で10分ほどなので、気軽に催行できます。5.8〜10bを数本登り、午後2時には腕がパンプして終了しました。岩は冷たいですが、乾いていて快適でした。
2009年3月24日(火)〜25日(水)
八ヶ岳・大同心沢大滝アイスクライミング
 予定は実践登攀の「中山尾根」と「大同心南稜」の2ルートでしたが、悪天のため「大同心沢大滝アイスクライミング」に変更しました。初日の24(火)は青空が目にしみるような快晴の1日でした。しかし、美濃戸から先の林道や登山道は、今日の冷え込みでナメ氷瀑と化し、アイゼンを装着しないと歩けない状態です。四輪にチェーンを巻いた赤岳鉱泉のジムニ-も横滑りする状態です。この日は、だいぶ干からびてきた?アイスキャンディでウォームアップしました。
 翌朝は朝食が始まる頃には雪が降り始め、上の山々は雲の中。予報で悪くなることがわかっていたので、雪でも支障がない大同心沢大滝アイスに変更しました。トレースを利用してすんなり入山。しかし、連休でだいぶ登られたようで、少しデコボコでした。どんどん悪くなる天気の中、一人3本登って昼前には終了しました。
2009年3月14日(土)〜15日(日)
八ヶ岳・南沢大滝アイス、赤岩の氷柱アイス
 14日は朝から美濃戸口バス停は雪ならまだしも大雨!びしょ濡れになりながら車のチェーンを着けて、赤岳山荘へと着く頃には大雪!予定より1時間遅れで南沢大滝へと出発しました。小滝に2名いましたが、幸いにも大滝はまだ誰もいませんでした。いつものように左側にロープをかけてトップロープに。そこへ知り合いのSガイドが。明日は大同心沢大滝に行くとのこと。午後3時まで練習し赤岳鉱泉へ。同日程の赤岳鉱泉アイスキャンディ講習も大雪の中で13時頃から始めました。15時をまわる頃には青空になり、翌日に期待が持てますが、積雪で雪崩の心配も・・・。鉱泉でHガイドに会うと、明日は大同心・・・。 どうしようか、迷ううちに雪崩も心配になり、大所帯のこともあり、すいている予想の赤岩の氷柱へ行くことにしました。
 翌15日はラッセルを覚悟ので赤岩の氷柱へ向いました。グレードはこちらの方が難しいので、参加者の方はラッキーだったかも・・。小屋の朝食後に出発し、登山道からの分岐にはやはりトレース無し。しかし前半の雨のおかげで、それほど深いラッセルをしないでも取り付きに到着できました。左の氷柱は辛うじて繋がっていますが、右の氷柱は例年よりも垂直部分が長く、難しさが増したようです。各自3〜4本登って腕がパンプしました!
2009年3月11日(水)
八ヶ岳・南沢大滝
 平日のアイス企画で南沢大滝に行ってきました。前日はポカポカ陽気だったのに、今日は一転して寒い一日でした。美濃戸口に7:30集合で小滝の取り付きに行ってみると、誰もおらず、貸切状態で登れました。小滝を2〜3本ずつ登ってから大滝へ移動し、これも3〜4本登って14:00頃には終了しました。今日は前回(3月3日)よりも冷え込んでいたので、染み出しは少ないものの、やはり場所によっては水滴でロープが凍りました。終了間際に1パーティが来たのみで、やはり平日とあって静かに登れました。
2009年3月3日(火)
八ヶ岳フリータイム「南沢大滝アイス」
 平日日帰り企画で中山尾根の予定でしたが、天気予報が悪いため、南沢大滝に変更しました。10時頃までは何とか曇り空でしたが、そのうち小雪がチラつきはじめ、午後には本格的に降り始めました。小滝2本、大滝3〜4本登って終了しました。クライマーは我々の他に1組だけでした。
2009年2月21日(土)〜22日(日)
八ヶ岳・美濃戸周辺のアイス
 奥秩父の中津川渓谷のアイスクライミングの予定が、この暖冬で八ヶ岳・美濃戸周辺のアイスクライミングに変更になりました。今回は赤岳山荘のアイスキャンディと南沢大滝との組み合わせでした。2日間ともガイドの大先輩である、渡辺氏(通称:校長)とご一緒させていただきました。アイスキャンディは連日の雨と高温のため、やや小ぶりになりましたが、南沢大滝は2週間前と変わらず、立派でした。
2009年2月14日(土)〜15日(日)
日光・雲竜渓谷(変更)→八ヶ岳・峰の松目沢
 もう春のような陽気のため、雲竜渓谷の氷瀑は溶けてしまい、もう登れないだろう・・・ということで八ヶ岳へと変更しました。入山日は赤岳鉱泉アイスキャンディで17時頃まで「明日はもう登れないかも」というほど登り、翌日は峰の松目沢へ行きました。ラッセルもなく、無事にF1に到着。とりあえず、凍っているので一安心!ところがF2から凍っておらず、草付きを巻いたり、辛うじてアイスの部分を登り、F9へ。トップロープで一人3,4回トライして終了になりました。上には支点がないので、終了時の回収はF10にV字スレッドを作って懸垂になりました。
2009年2月7日(土)
八ヶ岳・南沢大滝
 
土曜日の1日だけの日帰りで、今シーズン初めて南沢大滝に行ってきました。いろいろな人に聞いた話よりも、やや立派な氷瀑の大滝でした。8時30分に美濃戸を出発し、10時に大滝に着きました。この時点で小滝は8人以上の人がいてとても混雑していました。大滝にはすでに1パーティ3人が。さらに我々の後に2人パーティが取りつきました。ほかに2パーティ来ましたが、左岸側の半分までの氷瀑端を登っていました。大滝の氷瀑は、下部の15mの傾斜50〜60度の滑滝の後、幅7m位、高さ7m位、傾斜85度以上の核心部があり、さらに5mの傾斜の緩い上部氷瀑で終了します。氷瀑の右側がよく登られているようでボコボコでしたが、真中から左側はきれいですっきりしています。つづけて3回登り、午後1時半ごろ腕がパンプして終了しました。日曜日の阿弥陀岳登攀のため赤岳鉱泉にそのまま入りました。
2009年1月27日(火)&28日(水)
佐久・湯川&尾白川下流域アイスクライミング
 平日の2日間で日帰りエリアの2つの氷瀑を登りに行きました。湯川は林道の途中が凍っていて、チェーンを巻かないと奥まで入れない状態で、諦めて徒歩10分我慢しました。左岸の氷柱がよく崩れるところです。まず、ミクロトワソンはまずまずの発達でしたが、人がいたので、そのまま白髪エリアに行きました。ほかに1パーティいましたが、左側に3本のトップロープを張りつららやハング、限定場バ−ジョンを作って楽しみました。午後3時まで行い終了。発達はまあまあで、やや例年より薄いようですが、しっかり登ることができます。乱菊エリアは見ていないのでコメントできません。初心者エリアは遠目で発達良好ですが、やや薄目かもしれません。
 翌日の尾白川下流域は、アルファルンゼF1の錦ノ滝は何とか凍っていますが、薄くてリードはできないかもしれません。帰りがけには保科ガイドパーティが遊んでいたので、トップロープなら楽しめそうです。我々は、ガンマルンゼ(F1から上は未氷結)のF1をトップロープ2本で練習し、アルファルンゼの錦ノ滝上のF2・40m三級で、保科ガイドパーティと入れ替わり、ロングルートを各自1本ずつ登り終了しました。ほかに、ベータルンゼは遠目で大滝の氷瀑が見えますし、入山者が多くいるようです。その上流300mほど先の林道上&下の氷瀑は、上の2つ(10mほど、三級−&四級+)の氷瀑は凍っていませんでした。下の大滝40m(五級前後〜三級)は凍ってはいるようですが、暖かな日が降りそそいでいるので、崩壊が怖そうなのでやめました。尾白川下流域は、まだ楽しめるというほど氷結しておらず、今後の冷え込みが期待されます。
2009年1月24日(土)〜25日(日)
八ヶ岳・ジョウゴ沢アイスクライミング
 今週は上流のジョウゴ沢に入りました。初日は恒例のアイスキャンディで練習。主稜線は雪雲に包まれ、寒い1日でした。日曜日は鉱泉の朝食を食べてからのゆっくりの出発でした。しかし、F2からは今日はまだ誰も入山しておらず、昨日のトレースも1パーティのみのようでした。F2上はやはり冷たい北西の風がはいり、気温も下がります。本流のゴルジョ帯にはいると、さらに風と寒さが増し、日の当たらずとても我慢が出来る状態ではなく、日のあたっているナイアガラの氷瀑に行きました。1本登ると石関ガイドパーティと渡辺ガイドがやはり日のあたる、こちらに登ってきました。交替で登って、昼ごろに日が当り始めた本流の大滝に行きました。大滝はまだナイアガラ同様発達不足でF2と同じような感じでした。大滝を1本ずつ登り、ナイアガラに戻ってロープを回収して下山しました。石関ガイドは友人と乙女の滝に行きましたが、1本ずつリードして、寒くて下山してきました。日向はなんとか我慢ができますが、日蔭はとても寒く、風などが入ろうものなら凍傷になるのではないかと思うような寒さでした。
2009年1月17日(土)〜18日(日)
八ヶ岳・美濃戸周辺アイスクライミング
 初級向けのアイスクライミング技術の講習で美濃戸周辺アイスに行ってきました。初日の美濃戸口の氷瀑は、すでに大勢の人が取りついていたので、美濃戸の赤岳山荘の「おばちゃんキャンディ」で講習しました。表からみると今年は貧弱だと思えるのですが、裏側は立派に発達していて、登りごたえはありました。昨年よりはやや小ぶりです。午後4時過ぎには課題が終わり、こたつで宴会を始めました。そこへM野ガイドが乱入し、ビールをしこたま飲み、さらに夕食時には、真澄2升(おばちゃんからいただいた)を一気にふるまい、さらに食後のこたつで、ウイスキーや〆張鶴を飲まれ、一同完全な泥酔。夜にはこたつで寝てしまて、暑くて毛布をはだけたM野ガイドの夜中の「・おりー!寒いー」の寝言に起こされ、下痢や吐き気を催すものも。
 そして、翌朝は1名の講習生にキャンセルが出るほどの騒ぎに…。 みんなが2日酔いの中、西峰ノ松目沢に入渓。30分で側壁の氷瀑に着きました。今年はやはり雪が少なかったせいか発達が遅れていました。それでも初級者の練習やリードには最適でした。午後1時過ぎに下山をし、赤岳山荘で福田ガイドグループに合流して終了しました。
2009年1月10日(土)〜12日(祝)
甲斐駒が岳滑滝沢→八ヶ岳広河原沢クリスマスルンゼ
 大雪の後に甲斐駒ケ岳に向かいました。尾白川の林道は雪が多かったもののゲートまで来るまで入山できました。しかし、15〜20cmの積雪があり、この先が思いやられます。尾白川下流の「錦の滝」はまだつららが下まで届いていませんが、F2は氷結しています。ガンマルンゼF1も可能です。向いの刃渡り沢は、双翼の氷柱が左側が届いていますが薄そうです。右側はまだ不可能です。尾白川に降りて遡行を開始、隣の北坊主沢を登る予定の勝野ガイドが、「遠ちゃーん!胸までの渡渉があるよー」と叫ぶ声が…。2つ目の高巻きを終えて、3つ目の高巻き道で道に迷い、2時間のロス。諦めて戻りましたが途中の河原で幕営。ディスカッションの結果、八ヶ岳に転身することに決定。翌朝、河原を戻ると勝野ガイド組が林道下の河原で幕営していました。これが一番賢いかも? ガンマルンゼに着くと誰もいないので足慣らしにトップロープで遊んでいると勝野ガイドグループが到着。一人3〜4本づつ登り、勝野ガイドグループに譲りました。この日は舟山十字路まで行き幕営。
 翌日は広河原沢に行きましたが、朝から雪がぱらつき次第に大粒に。右俣の分岐から先はトレースが無くなりラッセルが始まりましたが、誰も入っていない証拠でした。クリスマスルンゼは立派に発達し、特に右側が今年は幅広でした。4〜5本登り、腕をパンプさせて終了しました。貸し切りでした。
2008年12月31日(水)〜2209年1月2日(金)
南ア・甲斐駒が岳・黄蓮谷左俣
 年末年始は久し振り(10年?)に黄蓮谷左俣に行きました。30日から降った雪も少なく、黒戸尾根を5合目の手前の黒戸山をトラバースする手前で(4合5尺?)幕営しました。翌朝は4時半にテント場を出発し、5時前に5合目から黄蓮谷に下りました。黄蓮谷に下ると最初の10mほどの氷瀑も釜に落ちないように取り付きノ―ザイルで越えられました。坊主の滝70mは見事に凍り、この上は「凍る谷」となっていました。二股で左俣に入り、次々と大きい氷瀑を越え、大滝50mX級-へ。左側が多少段差があり快適に登れました。が、後続のK氏&M氏パーティのM氏が確保中に落氷を両手に受け、登攀不能になってしまいました。K氏が懸垂下降して支点を回収。巻き道を使って登攀可能とのこと。大事にならずホットしましたが、この災難で3時間はロスしたので先を急がないと日が暮れます。上の滑滝はラッセルで右から越え、所々残るトレースを頼りに8合目に午後4時ごろ抜けました。7合小屋で祝杯のビールを仕入れて、テント場に戻ったのは午後6時半過ぎでした。14時間の重労働でした。
2008年12月27日(土)〜28日(日)
八ヶ岳ジョウゴ沢アイスクライミング
 寒気の厳しい2日間でアイスキャンディとジョウゴ沢にアイスクライミングに行きました。初日はいつものようにアイスキャンディで足慣らし?。2日目は深いガスの中、ジョウゴ沢に向かいました。F1でウォームアップして、F2に行くと風が吹き始めました。この日、この風で西穂高岳に行っていたイエティのパーティは、朝から小屋以上にも行けず、ロープウェイはストップし、昨年同様上高地に下山しました。
 途中の乙女の滝は立派に凍っていましたが、風の吹き抜ける今日は登攀不可能。ナイアガラに行って練習しました。
2008年12月23日(火)
奥多摩・越沢バットレス岩登り

 久し振りの岩登り企画で越沢に行ってきました。前日は五日市は夕方から雨だったので、明日の越沢はビショ濡れかも・・・と思いながら車を走らせると奥多摩の比較的高い山々にうっすらと雪が積もっています・・!寒いわけです。今日はクライマーはいないだろうと岩場に着いてみると、すでに4パーティが取り付き始めています。ほとんどはアイゼントレーニングのようです。取りあえず右ルートへ取り付き、混雑している通称「滑り台」へは行かずに「青梅ベルグハング」を登りました。途中、アブミ残置!!という事件も起きましたが、後続が知り合いだったので、無事に回収してもらいました。
 寒さを覚悟して行きましたが、思ったより日が暖かくアブミルートで大汗をかきました。

2008年12月20日(土)〜21(日)
八ヶ岳・広河原沢三ルンゼアイスクライミング
 12月の恒例のアルパイン・アイスクライミングの入門ルートである広河原沢3ルンゼに行きました。昨年は大雪で敗退した記憶が、悪い予感を感じましたが、悪天になる前に下山でき完登しました。初日は青空が深く、翌日の悪天を予想させました。二股にテントを張り、本流に行くと3ルンゼにはトレースがあるものの、左俣には今日のトレースが無く珍しい事件になりました。武藤返しの氷瀑に行くと、立派な5mの氷瀑があらわれ、今日はここで練習することに。リード練習も含めて明日に備えました。
 日曜日は朝は星空が見え、3ルンゼの出合いで明るくなっても青空でした。最初の10m弱の氷瀑は中央に雪が積もり、ロープを使わずに通過しました。狭いゴルジュ帯にかかる7mの氷瀑は、80度でいつものように出口が氷も薄く、ロープを付けて通過。続くナメ滝も雪の下。チョックストンの滝も右から巻き、2ルンゼの分岐に来た頃、西の方から次々に波のように雲の列が通過します。その度に強風が舞い!小雪が舞いましたが、まだ隙間もあり時々青空も現れます。中アの宝剣岳は大変だと案じていました。3ルンゼの3段の50mの氷瀑は傾斜も緩くなり楽チンでした。その上の大滝も下半分は傾斜が緩くなり、上半分が90度五級-程度でした。ここを抜けて、雪壁を詰めると南稜の核心部P3のクロワールの下に出ます。P3をトラバースして南稜を下降。青ナギから広河原沢への踏み跡を辿りテント場に。林道から阿弥陀岳を振り返ると深いガスに包まれていました。カメラの電池が無くなり、写真は全てOパンダ氏に頂きました。
2008年12月13日(土)
八ヶ岳裏同心ルンゼ・アイスクライミング
 八ヶ岳にアイスクライミングに行きました。この時期、通常はまだ赤岳などは雪も少なく登る人は少ないのですが、今シーズンは見た目も雪が多く、人が入らないルートはラッセルが必要なほどの降雪量です。そして、アイスクライマーが最も多い時期です。美濃戸の赤岳山荘の駐車場は車で一杯。ほとんどがアイスクライミングに来た方です。赤岳鉱泉も120人を越える宿泊者、テント場も多くのテントが張られています。アイスキャンディも解禁されていて、初日はここで練習しました。しかし、噂を聞くと裏同心ルンゼは氷瀑が雪に埋もれ、通常の半分程度とのこと。発達も11月の冷え込みが強過ぎて、また天気も良かったのでいまいちの発達でした。日曜日は雪が舞う中、鉱泉をゆっくり出発し、F1に行くと、確かに10mの氷瀑は半分埋もれていて、あまり登る気にはなれませんでした。そこで右のルンゼに入り、2つの氷瀑で練習することにしました。氷瀑基部の雪を掘って高さを増して、4m弱の氷瀑はなかなか立派でした。2段目の氷瀑もなんとかOK。中央部はつららのハングが楽しめました。帰りの赤岳山荘からの美濃戸までの道が、雪が氷結しツルツル。スタッドレスが効かず、最後の下りは5mほど2回も滑り落ちそうになりました。もうチェーンが必要です。
2008年12月10日(水)
北八ヶ岳・春日渓谷アイスクライミング
 今冬初めてのアイスクライミングにチャレンジしてきました。シーズン初めのアイスクライミングはやはり八ヶ岳。蓼科山の北面の沢・春日ルンゼは、林道が走り徒歩0分で取り付けることで知られていますが、今年は林道脇の岩の崩落があり、通常のアプローチである春日温泉からは、かなり下 (2時間半の歩き!)で通行止めということを、事前に某ガイドからお知らせいただきました。そこでアプローチを佐久〜貞祥寺〜蓼科スカイライン〜旧アソシエイツスキー場のコースを取り、上部から下降して行くことにしました。しかし、スキー場付近の林道は前日の雨!でアイスバーンになっており、チェーンを付けてないと怖くて運転できませんでした。スキー場を過ぎ、仙境都市から春日渓谷への林道に入り、仙境都市の端まで行くと、通行止めになっていました。10年ほど前にもここまで来た記憶がありました。通行止めの50m先で崩落現場がありましたが、車は何とか通れそうで、事実通行止めの看板をどかして入った2台ほどタイヤ跡がありました。しかし、現在は所々アイスバーンになっており、あまりお勧めはできませんし、車から徒歩で10分程度(登り15分)で出合いに着きます。春日ルンゼの状態は、F4まで例年よりやや良いです。ただ、F2上の右の氷瀑が無かったりして、微妙なところもあります。アイスクライマーにとってはこの調子で、2月一杯寒さが続いてほしいと願いたいものです。
2008年12月6日(土)〜7日(日)
伊豆・城山岩登り講習会
アルピニストスクールの入校式の一つとして、城山岩登りに行きました。初日は西風の強風にさらされ、ロープも飛ばされるような強さでした。午後2時を過ぎると南壁の下の方から日陰になり寒さもひとしお。熱い温泉が夢に出そうな寒さでした。岩場はそれでも混雑していました。日曜日は大仁付近でも霜が降り、かなりの寒さでしたが、朝8時過ぎには岩場びは日が当り、すでにクライマーが5〜6人ほど。風が無く暖かな1日でした。午前中は南西カンテのマルチへ。上部のインナーウォールには大勢のクライマーがいました。この状態では、下の南壁には時折、落石が!日が陰り始める午後2時に終了しました。
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